雑工事とは、原状回復の現場においては例えば、パッキン交換やコーキング打ち替え、一部分のクロス張替えや塗装、換気扇交換、小さな補修作業などメインの工事以外にあたる付随工事のことを指します。

また、多能工は、特定の職種にとらわれず、複数の異なる作業をこなせる人のことです。
例えば、原状回復工事であれば、ハウスクリーニングだけではなく、簡易大工工事、リペア補修、水回り設備交換、電気工事、塗装、床工事など様々な作業を一人でこなせる技術を持つ人が多能工と言われます。

空室清掃における雑工の仕事内容は、現場によって異なり多種多様にあります。
その中で代表的なところでは、以下のような作業があります。

多能工が必要とされる理由は、大まかに分けると２つあります。

1. 人手不足

原状回復工事において、ハウスクリーニング業者さんやクロス屋さん、リペア屋さん、設備屋さんなど専門分野のみで事業を運営されている会社様はたくさん存在しています。しかし、簡単な雑工事(パッキン交換、網戸張替、コーキング打ち替えなど)を含めて水栓交換や換気扇交換、床の張替やリペア補修など付随作業まで行える会社様はほとんどいないのが現状です。
そのため多能工を抱えている会社様は元請けから非常に重宝されることになります。
覚えるべき知識やスキルは多いですが一つ一つ身に着けることで将来的に多くの仕事を確保できるチャンスが増加していきます。

2. コスト削減と効率化

物件オーナー様が小規模の雑工事などを各専門業者へ発注するとやはりコストがかさんできます。
例えば、1面だけのクロス張替や小範囲の収納内の塗装、水栓一つの交換などをそれぞれ分けて業者に依頼すると最低単価の問題で一つ当たりの単価が高額になってしまうことやそれぞれの作業にかかる諸経費なども付随し全体でみると費用が高額になってしまいます。
そこで、複数の作業をこなせる多能工が全ての作業を引き受けられると、案件ごとの移動もなく、まとめて作業できることで最低単価の問題もクリアにでき、諸経費も最小限に抑えることができます。
また一人の多能工に作業をお願いできることで各業者とのスケジュール調整なども必要がなくなり、大幅に業務効率化に繋がります。

１．単価アップ

地域によっても異なりますが、現状回復のお仕事でクリーニングだけですと1件当たり1万円〜2万円くらいの単価感に落ち着くことが多いのではないでしょうか？
しかし、そこに付随して雑工事の対応ができるようになることで、追加で1件当たり2万円〜10万円ほど売上が上がるようになります。ここにクロス張替なども対応できると、さらに売上が上がっていきます。
どれくらいの金額イメージになるのか、特別に弊社からオーナー様への実際の請求書を見ていただけるように公式ラインで無料公開しておりますので、下記のボタンからご確認ください！

２．受注件数の増加

オーナー様や管理会社などの担当の方と話す中でいつも話題に上がることは、原状回復工事を１社で全て対応できる会社様がいると非常に助かるということです。

オーナー様や管理会社の担当の方は、１つの案件の工事で、それぞれの作業項目ごとに業者に発注していると、スケジュール管理の手間や工数がかかってしまいます。
そのため、担当者目線では、なるべく1社で多くの施工を担当してもらえる会社を重宝する傾向にあるため、多くの技術を身に着けることで、結果的に案件数が増え、クリーニングでの売上も増加していくのです。

さらに受講者には、業務提携のご案内も。。。✨

1日研修の時間は、朝9時から夕方17時までの8時間での開催となります。
（間1時間昼休憩があります）

※１ こちらの研修は、第二種電気工事士の資格取得者又は取得予定者のみ受講可能

※２ こちらのオンライン研修のみ、18時から20時の2時間開催になります